■A Most Wanted Man
フィリップ・シーモア・ホフマンの最後の主演作です。
9.11実行犯によるテロの兆候に気付けなかったハンブルクの諜報機関はその反省から、入国の情報を得たイスラム過激派の一員とされるチェチェン人青年イッサを即座に逮捕しようとする。しかしテロ対策チームのギュンターは彼を泳がせてもっと大物を狙おうと考え・・・
スパイの話です。でも有名な派手派手映画とは全然違ってすごく硬派。難解ではないけど、じっくり観なきゃって感じのヤツですね。非常に後味の悪い、しかしやたら現実的でもある苦い物語でした。
いや、主人公のギュンターの味方について観ているので "苦い" となりますが、現実問題、ドイツ諜報機関の判断も理解できる気がするんですよね・・・。こういうのは正解がわからない。
共演は、ロビン・ライト、ウィレム・デフォー、レイチェル・マクアダムス、ニーナ・ホス、ダニエル・ブリュールなど、なかなか豪華。